eHealth における可用性の計算方法

Document created by shunsuke_katakura Employee on Mar 23, 2015
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文書番号:            JTEC000282

製品名:                CA eHealth

バージョン:           5.7, 10.0, 4.8, 5.0.2, 5.6.6, 6.0, 6.1, 6.2, 5.5, 5.6, 5.6.5

OS:                      -

 

説明

可用性はエレメントがアクティブで実行中である時間の割合を計測するものです。 eHealth はモデム プールを除く各エレメント タイプの可用性を算出します。


[デバイスの可用性]

ルータ、サーバ、リモート アクセス サーバのようなデバイスに対しては、 sysUpTime 変数や同等のもの ( エレメント変数レポートで確認 ) を使って可用性を計測します。sysUpTime 変数は、デバイスが最後にリブートしてからの実行時間を示すものです。ポーリングのたびに、sysUptime 変数を確認し、成功したポーリングの間隔より長いか短いかをチェックします。 sysUpTime のほうが大きければ(長ければ)、デバイスは前回のポーリングから次のポーリングまで、アクティブであったということになります。

sysUpTime がポーリング間隔より短い値であれば、デバイスは前回のポーリングから次のポーリングまでの間に再起動されたといえます。最後に正常なポーリング (good poll)が行われたあとに、デバイスが数回再起動している可能性もありますが、 sysUpTime は最後にリブートしてからの時間のみを表しています。

eHealth がデバイスにポーリングをしようとして、レスポンスを得られないと、実行されなかったポーリング ( missed poll ) の時間を記録します。次にそのデバイスへのポーリングに成功したときに、eHealth は sysUpTime とポーリングができなかった間の時間を比較します。sysUpTime が大きいと、最後の正常なポーリング(good poll) からデバイスはアクティブであったことになります。sysUpTime のほうが小さいと、最後の正常なポーリング(good poll) から sysUpTime の間はアクティブではなく、sysUpTime から現在のポーリングまではアクティブであったと考えられます。


[インターフェースの可用性]

LAN/WAN 、ATM 、フレームリレーなどのインターフェース エレメントに対しては、 ifLastChange, ifOperStatus, sysUpTime 変数や同等のもの ( 対象エレメントのエレメント変数レポートで確認 ) を使って可用性を計測します。 ifLastChange 変数は、エレメントが最後にステータスを変更した時間を表しています。 ifOperStatus 変数は、エレメントのステータスです。(例えばフレームリレー エレメントには ifOperStatus 変数や ifLastChange 変数はありませんが、eHealth が有効/無効にマッピングするステータスが存在します)

エレメントの状態はエレメント タイプによって様々ですが、それらの状態はエレメントが使用可能 ( 有効 ) か使用不可能 ( 無効 ) かを示します。エレメントによっては、可用性に影響しない状態でステータスが変わる場合があります。例えば、あるエレメントが状態Aから状態Bに変わった として、そのどちらも使用可能な状態であれば、エレメントはその時間有効となります。eHealth がインターフェースがあるデバイスにポーリングを行うと、デバイス上のエージェントはインターフェースの状態と ifLastChange 変数の値を返します。

ifLastChange の時間が最後の正常なポーリングより前であれば、エレメントの状態は前回の正常なポーリングから変わっていません。最新のポーリングでエレメントが有効で あれば、前回のポーリングから有効であったと判断できます。最新のポーリングでエレメントが無効であれば、前回のポーリングから無効であったと判断できま す。

fLastChange の値でポーリングの間にエレメントの状態が変わっていると判断されると、 eHealth は以下のガイドラインに従って、有効 / 無効の時間を割り当てます。

  1. エレメントの状態が前回の正常なポーリングで無効かつ最新のポーリングで有効の場合、エレメントは前回の正常なポーリングから ifLastChange までの間無効となります。 ifLastChange から最新のポーリングまでは有効となります。
  2. エレメントの状態が前回の正常なポーリングで有効かつ最新のポーリングで無効の場合、エレメントは前回の正常なポーリングから ifLastChange までの間有効となります。 ifLastChange から最新のポーリングまでは無効となります。
  3. 前回の正常なポーリングと最新のポーリングでエレメントの状態が同じだった場合、 eHealth は NH_UNKNOWN_AVAIL_PCT 変数を使って不明な時間 ( つまり、前回の正常なポーリングと ifLastChange 間の時間 ) を算定します。 NH_UNKNOWN_AVAIL_PCT の値はデフォルトでは 0% です。この場合 eHealth は不明な時間はずっと同じ状態(両ポーリングでわかった状態)であったとみなします。この変数を 50% に設定すると、eHealth は不明な時間の半分(50%)、エレメントは逆の状態であったとみなします。この変数を 100% に設定すると、eHealth は不明な時間はずっと(100%)、エレメントは逆の状態であったとみなします。

例えば、前回の正常なポーリングで up 状態だったエレメントが次の正常なポーリングでも同じ up 状態で、 NH_UNKNOWN_AVAIL_PCT が 0% の場合、 eHealth はそのエレメントが不明な時間の間も up 状態であったとみなします。
同様のケースで NH_UNKNOWN_AVAIL_PCT が 100% の場合、 eHealth は不明な時間 (100%) 、そのエレメントは逆の状態 ( この場合 down 状態 ) であったとみなします。


[サーバ プロセス及びプロセス セットの可用性]

サーバ プロセスは、sleeping, waiting, running, idle いずれかの状態であれば有効です。 ゾンビ状態や停止状態であれば無効となります。

プロセス セットはセット内の重大なプロセスが全て利用可能であれば、有効 ( available ) となります。ひとつでも重大なプロセスが利用不可であれば、プロセス セットも無効 (unavailable) になります。(プロセス セット作成時にどれが重大なプロセスであるかを指定します)


[レスポンス パスの可用性]

eHealth は成功した試みに基づいてレスポンス パス エレメントの可用性を計測します。ポーリング間隔の間、一回の試みが成功すれば eHealth はその間パス エレメントは有効であったとみなします。全試みが失敗すると、そのポーリング間隔はパスが有効でなかったとみなします。ポーリング間隔中に試みがなかった 場合やポーリングが停止していると eHealth はパスの可用性を判断できません。可用性のチャートはその時間帯は空白となります。


[ポーリングが停止しているときの可用性]

以前のリリースでは、ポーリングが停止している間、可用性チャート上は空白になっていました。(eHealth 管理者がポーラーや eHealth サーバを停止するとポーリングが停止します)4.5 から、eHealth は前回の正常なポーリングからポーリングが再開するまでの時間のデバイス エレメントやインターフェース エレメントの可用性情報を埋め戻します。最大72時間分のデータの埋め戻しが可能です。これらのエレメントの可用性の算出方法は上記「デバイスの可用 性」、「インターフェースの可用性」を参照してください。

  


この情報は、CA Support Online に掲載されている以下のナレッジベースを翻訳したものです。

TEC519874: How does eHealth calculate availability (Legacy KB ID CNC TS8273 ) (公開日:2010/4/12)

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