文書番号: JTEC002553
Products: CA Spectrum
Release: 9.2, 9.3, 10
Components: OneClick
製品アドバイザリ:
CA Spectrum OneClick Java JRE 証明書は、2016 年 10 月 16 日に失効します。この影響を受けるのは、現在 CA Spectrum バージョン 9.2.x、9.3.x、9.4.x、または 10.x を、サポート対象のバージョンの Java とともにお使いのすべてのお客様です。CA Spectrum のその他のコンポーネント/サーバはすべて適切に動作しますが、OneClick クライアントについては、ユーザが Java コントロール パネルでセキュリティを「高」または「非常に高」に設定していると起動しません。CA Spectrum OneClick クライアントを起動しようとすると、次に示すエラーが返されます。
この問題を解決する方法として、次の 3 つがあります。
1. すでに一般提供を開始している新しいリリースには、新しい証明書が含まれています。現在 9.4.x をお使いの場合は 9.4.4 に、10.1 をお使いの場合は 10.1.1 にアップグレードしてください。これらの最新のパッチ(KB-TEC1903096 を参照してください)は直接現在のバージョン(9.4.x または 10.1)に適用できるため、フル アップグレードを実行する必要はありません。
2. 現在お使いのバージョンの CA Spectrum を引き続き使用する場合は、下記で説明する 2 ステップから成る回避策を利用できます。お使いの Java のバージョンの説明を参照してください。
3. 上記の回避策や解決策を適用できない場合のために、CA Spectrum バージョン 9.2.x および 9.3.x 用のホットフィックス パッチを提供する予定です。後の「Java JRE 証明書に関するホットフィックス」を参照してください。なお、9.2.x および 9.3.x は EOS バージョンですが、これらのバージョンを継続使用されるお客様の業務への影響が大きいため、ホットフィックスを引き続き提供します。
お勧めする回避策(Java バージョン別):
1. Java 1.7 バージョンの場合
a. CA Spectrum OneClick の URL を Java コントロール パネルの「例外サイト リスト」に追加すると、この問題を回避できます。
(または)
b. Java コントロール パネルでセキュリティ設定を[中]に設定してから CA Spectrum OneClick クライアントを起動します(詳細については、下記のスクリーンショットを参照してください)。
このように設定する必要があるのは、クライアント ボックスのみです(SpectroSERVER、OC サーバ、レポート サーバはいずれも、セキュリティ設定が「高」または「非常に高」のままでかまいません)。
c. 下記のセキュリティ警告が表示されます。この方法を選択する場合は、ダイアログ ボックスの一番下にあるチェック ボックスをクリックしてください。これで、CA Spectrum OneClick クライアントが正常に起動するようになります。
2. Java 1.8 バージョンの場合
a. Java コントロール パネルで、[署名付きコード証明書失効チェックを実行]を「チェックしない」に設定するとともに、CA Spectrum OneClick の URL を「例外サイト リスト」に追加します(詳細については、下記のスクリーンショットを参照してください)。
このように設定する必要があるのは、クライアント ボックスのみです(SpectroSERVER、OC サーバ、レポート サーバはいずれも、セキュリティ設定が「高」または「非常に高」のままでかまいません)。
b. [セキュリティ]タブに移動し、[サイト・リストの編集]を選択して OC サーバの名前を例外サイト リストに追加します。
c. 下記のセキュリティ警告が表示されます。この方法を選択する場合は、ダイアログ ボックスの一番下にあるチェック ボックスをクリックしてください。これで、CA Spectrum OneClick クライアントが正常に起動するようになります。
3. CA Spectrum 9.2.x を Java 1.6 とともに実行している場合は、JRE 証明書が失効したことを伝える警告メッセージが表示されますが、メッセージを無視して CA Spectrum OneClick クライアントを起動することができます。
Java JRE 証明書に関するホットフィックス
すでに説明したとおり、前述の回避策を適用できないお客様のために、次に示すホットフィックス パッチが CA Spectrum バージョン 9.2.x、9.3.x、および 10.0 向けにこちらで公開されています。これらのホットフィックス パッチは累積的アップグレードです。たとえば、現在 CA Spectrum 9.3.0 を実行している場合は 9.3.H04 にアップグレードされ、これに加えて JRE 証明書関連のコード変更が適用されます。
リリース | 前提条件 | 内容 |
Spectrum 10.0 以上が必要です。 | 10.0.1.0 は累積的リリースであり、次のものが含まれています。 - 新しい OC JRE 証明書 | |
Spectrum 9.3.0.0 以上が必要です。9.3.x リリースからアップグレードすることもできます。 | 9.3.0.H04 は累積的リリースであり、次のものが含まれています。 - 新しい OC JRE 証明書 - CA Spectrum 9.3.0.H03 リリースまでのすべての修正プログラムと機能強化 | |
Spectrum 09.02.00 以上が必要です。9.2.x リリースからアップグレードすることもできます。 | 9.2.3.H14 は累積的リリースであり、次のものが含まれています。 - 新しい OC JRE 証明書 - CA Spectrum 9.2.3.H13 リリースまでのすべての修正プログラムと機能強化 |
注: PTF パッチはこれらの HF リリースにバンドルされていません。PTF パッチが必要な場合は、最寄りのサポート窓口にお問い合わせください。
*本文書は発行時の内容を記載している為、社名、ロゴ、製品ブランド名等が現状と異なる場合がございます。