和暦の元号変更に伴う影響について

Document created by Masaaki_Iyama Employee on Sep 12, 2017Last modified by Masaaki_Iyama Employee on Sep 27, 2017
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文書番号: JTEC002080

製品名:  CA Easytrieve Plus

バージョン: ALL

OS: z/OS, MSP, VOS3

 

Question

和暦の元号が変更された場合に、CA Easytrieve Plus において、何か影響がありますか ?

ある場合には、その内容、及び対応方法などを教えて下さい。

 

Answer

CA Easytrieve Plus 製品自体は、稼動するシステムよりシステム日付を取得、稼動しており、和暦の認識はしておりません。

但し、CA Easytrieve Plus の稼動パラメータの一つであるDATEADJ パラメータへの指定によって、CA Easytrieve Plus の日付フィールドであるSYSDATE フィールド内の年部分(2桁のYY部分)を調整することができますので、結果として、和暦年となるよう調整されている場合に影響が考えられます。

DATEADJ パラメータに設定された値が、0(デフォルト)である場合、システム日付をそのまま使用する事となり、影響はありません。

DATEADJ パラメータに設定された値が、和暦換算となるような値(例えば、DATEADJ=88、もしくはDATEADJ=1988等)である場合には、影響がありえます。 

 

DATEADJ パラメータに関する詳細は、以下をご覧下さい。

 

DATEADJ パラメータについて

DATEADJ パラメータには、CA Easytrieve Plus の日付フィールドであるSYSDATE フィールドの年部分を調整するために使用する基準年を設定します。

仕組みとしては、CA Easytrieve Plus は、稼動するシステムから、システム日付を読み込み、そのシステム日付の年部分からDATEADJ パラメータに設定した値(基準年)を減算し、減算後の値を CA Easytrieve Plus SYSDATE フィールドに移送します。

 

例えば、現在のシステム日付が、2017324日(2017/03/24)であった場合、DATEADJ パラメータに、仮に88(もしくは1988等)が指定されていたならば、前述の仕組みにより、SYSDATE フィールドに設定される値は、29/03/24となります。 

2017 – 88 = 1929。 この計算結果の下2桁である29が、SYSDATE フィールドの年部分(YY 部分)に設定されます。)

DATEADJ パラメータのデフォルト値は0です。

 

※ 補足:SYSDATE フィールドについて

SYSDATE フィールドは、通常、CA Easytrieve Plus の自動レポート出力時に、レポートの各頁の左上に表示される日付として自動表示されます。また、CA Easytrieve Plus プログラムのコンパイルリストの各頁の左上にも自動表示されます。SYSDATE フィールドは、プログラムロジック内で使用することも可能です。(フォーマットは、YY/MM/DD

 

DATEADJ パラメータの設定方法について

DATEADJ パラメータは、CA Easytrieve Plus のカスタマイズモジュールであるEZTPOPT モジュールで設定することとなります。CA Easytrieve Plus の導入時に、導入JOB の一つであるJOB8A MSP環境では、CAAIJS3VOS3環境では#OPTION )によって、DATEADJ パラメータも含めた、各種のパラメータ設定を行ない、前述モジュールを作成することになります。

設定メンバーであるJOB8A 等は、CA Easytrieve Plus のインストールJCL ライブラリー内(Prefix.SAMPJCL や、Prefix.JCLLIB 等)に存在します。インストールJCL ライブラリー名につきましては、お客様環境のネーミングルールに依存しますので、ご留意下さい。

JOB8A に関しては、添付の「R6.4 導入作業手順書.pdf」の61ページ以降に記載がありますので、ご参照下さい。尚、この添付文章は、CA Easytrieve Plus IBM(z/OS)版の導入手順書となります。

 

現行DATEADJ パラメータの設定値の確認について

・お客様環境にて、使用されている CA Easytrieve Plus システムのロードライブラリーを確認下さい。

DATEADJ パラメータの設定内容確認については、前述した設定JOB メンバー(JOB8A 等)をご確認下さい。

DATEADJ パラメータの設定結果となるSYSDATE フィールドは、CA Easytrieve Plus の自動レポート出力や、CA Easytrieve Plus プログラムのコンパイルリストにおいて、各頁の左上に日付として自動表示されていますので、そこでもご確認いただく事ができます。確認されたSYSDATE フィールドの内容が、西暦表示(例: 17/03/24)である場合は、DATEADJ パラメータにはデフォルトの0が設定されていると見なすことができます。 もし、29/03/24(年部分が、現在の和暦年を示している)と表示されているのであれば、和暦換算されるようDATEADJ パラメータが設定されており、その場合、DATEADJ=88、もしくはDATEADJ=1988が設定されていると見なすことができます。

補足: 

CA Easytrieve Plus のベースのロードライブラリーと漢字のロードライブラリーを分けられている場合には、それぞれのロードライブラリーによって実行した際のレポート日付、或いはコンパイルリストの日付を確認下さい。 

 

現行DATEADJ パラメータが、和暦換算となるように設定(DATEADJ=88等)されており、和暦の元号が変更された際に、影響を回避するには

前述のとおり、DATEADJ パラメータは、CA Easytrieve Plus の導入JOB の一つであるJOB8A MSP環境では、CAAIJS3VOS3環境では#OPTION )によりパラメータ設定、モジュール作成を行います。よって、該当ジョブ(JOB8A 等)を用いて設定変更が可能です。和暦の元号が変更された際の影響を回避する為には、以下のいずれかの方法が有効です。

1.西暦換算となるようDATEADJ=0を設定する。 この場合、それまでとはSYSDATE フィールドの使い方が異なる事になります。

2.和暦の元号変更に伴い、SYSDATE フィールドでの年部分が01に換算されるよう、DATEADJパラメータを設定変更する。例えば、2017年において設定変更される場合には、DATEADJ=16、もしくはDATEADJ=2016を設定することで、SYSDATE フィールドでの年部分が01に換算されます。2018年において設定変更される場合には、DATEADJ=17、もしくはDATEADJ=2017が適正な設定値となります。

 

以上

Outcomes